東海汽船「橘丸」を取材しました!! その2



はい!ということで船長さんにブリッジ内をご案内いただきました!






ブリッジはいったらやってみたかったこのポーズ.笑



実際はちゃんとレーダーと同方向に船が進んでいることの目視確認などをしているそう.



で,そのレーダーの画面はこんな感じ!






左右がレーダー,真ん中は電子海図といってGPSのもと他船の位置を示したもの.



2つのレーダーはそれぞれ電波の周波数が異なり,



細かいものをはっきりうつせるXバンド・遠くのものまで把握でき,雨天時も雨粒等の影響を受けず使用可能なSバンド
の2つで常時観測しているそうな.


ウーンムズカシソウ・・・・





そんなデータたちのもと,実際どうやって操舵しているの?というのが気になるところ.




舵はなんとこれ!





あれっ・・・・ちいさい・・・?






こんなサイズ!


自動車のハンドルよりもふた回りほど小さかったです.




操舵は基本,設定した度数(進む方向)にまっすぐ進ませ・・・の繰り返し.


度数を大きく変更するとき,この舵を操作するそうです!




外航船などはフルオートにしてしまうこともあるそうですが,


東京湾には船がたくさんいるので,こうして確認しつつ操舵するそうです.




目的地に近づき,いざ接岸!となると・・・・






船長さんそこはどこ・・・?







わーなるほど!実際に窓から岸の様子を見ながら接岸するんですね!



このとき,



・船前方の「バウスラスター」という岸に垂直に設置されているスクリューの推力

・前セクションでご紹介したメインエンジンの推力
・同じく紹介したアジマス推進器の推力とその角度



の3つを同時に操作しています.






プロの仕業や・・・・!




接岸は,天候によっては海が荒れ,とても大変なイメージ.



接岸の可否は,お客様の乗降するタラップがかけられるかどうか・荷役(コンテナなどの積み下ろし)ができるかどうかで最終判断するそうです.





毎日の安全運航は,こうして様々な情報を組み込みながら操舵してくださる



航海士のみなさんや操舵手のみなさん,そして船長さんに支えられているんですね(T_T)!!!








4.機関室に潜入!



優しい船長さんにさようならをし,こんどは階段を下って下って下って・・・・だんだんエンジン音が大きくなっていきます・・・・




たどり着いたのは機関室!










え,めっちゃきれい・・・・笑 臭くもない!手入れが行き届いているイメージです( ゚Д゚)


そしてこれらの管制室がこちら.






ここでエンジンと船全体の空調を管理しています.




エンジンの起動/停止はもちろんここ!エンジンは推力が安定したら,操舵室に操舵権を引き継ぐみたいです.



安心・安全運航を根から支えてくださる機関士の皆さんは,出港後,ひととおり機関室内部をチェックし,(そのチェックリストの量A4冊子3冊分!)




無事終了したら,当直さんが管制室に残り,モニターを随時チェックするそう.





ちなみに居眠り防止で,一定時間動かないと音のなる警報機が設置されていました・・・シビア・・・・笑





5.まとめ


伊豆諸島南部の航海を支える大型客船「橘丸」をひととおり見学させていただき,



「エコ」で「快適」で「バリアフリー対応」



の理由を教わりました(/・ω・)/!いかがでしたか?




ご協力いただきました東海汽船のみなさま,今回も本当にありがとうございました!!





おしゃれで快適な橘丸でのクルージングは最高ですよ!



皆さんも是非に~!








それでは!




参考

東海汽船(株)公式HP
橘丸専用ページ

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